島津に武器を取り上げられた沖縄の人々は、自分の身を護るため密かに手足を鍛え、護身の術として生まれたのが空手の技です。空手の目的は自分の身を守ること。空手の型はすべて受けから始まっており、そのことからも護身のためのものと分かります。
空手の源流は中国の禅寺少林寺に至ります。禅と同様に生活そのものとして生涯修行を続けることが理想の姿であると考えられます。
空手という点では違いはありません。ただし、沖縄の古流の型(形)を学ぶという点は異なっています。
また、沖縄空手ではヌンチャクやトンファなどの琉球古武術を併せて学ぶことも特徴です。
防具空手ルールです。これは実戦性と安全性を兼ね備えたもので、一般男子のルールでは顔面も含めた
ハードコンタクトとなります。女性やお子さんは顔面なしのルールが基本となります。
もともと沖縄空手では型の鍛錬が中心で組手はありませんでした。少年部の組手稽古の相手役をお願い
することはありますが、組手試合出場は強制ではありません。
早い人で入門から3年ほど、10年かけて黒帯となる方もいます。課題の動作や型をしっかりおぼえて
いけば誰でも段位をとることは可能です。黒帯を目標にするのは大切です。
月心会では空手は身を守るものであり自分の命の危険があるような場合以外は、決して相手を攻撃しない
よう指導しています。学校などで暴力をふるわれた場合は受けの技だけ使ってもよいと教えています。